ワールド・オブ・ライズ

ワールド・オブ・ライズ
ワールドオブライズ原題は"Body of Lies"。Lies とは「嘘」。



Body　はこの場合、集合体としての人などの「組織」という意味になるんでしょうね。



アメリカCIAのエリート幹部の指示によって中東の現地イラク、ヨルダンで工作活動をする工作員を軸に、イスラム原理主義テロ組織とそのテロ活動を封じ込めようとするさまざまな組織の権謀術数。



盗聴のため、携帯でもe-メールでもない、実際に集まっての言葉での伝達、ゴミ箱にメモを残しての伝達というアナログ。



方や、上空数万メートルからの人工衛星のカメラでゲームの画面を見るように状況をモニターできるハイテク技術のアメリカ政府。



しかし、どちらが優位かとは決定できない。



興味深かったのは、「戦争が長期化すればするほど現地の兵は疲弊するか、というと逆だ。



彼らは喪失、損失に慣れていく。



それにひきかえ、アメリカは昨日の戦争支持者が明日には反対に回る。



長期化すると、アメリカ市民にその説明をしなくてはならない。



アメリカ兵は４０００人の死者を出した。一方、イラクはその２５０倍の１００万人の犠牲者。



貴重な若い国民だ。



明日のイラクを築く世代がごっそりと抜け落ちてしまう。



その真ん中に暗躍する人たちは「親兄弟も誰も信じるな」を合言葉に「嘘」で身を守り相手をだまし、裏をかき、抜きつ抜かれつの情報合戦を続けている世界もある。



　ディカプリオは今もいい俳優だけど、後１０年したらどんな演技をするんだろうかととても期待している。



テロ組織のボスにハンマーで指をたたきつぶされる場面での彼の演技は本当にすごい！「ゴッド・ファーザー３」のラストで見せたアル・パチーノの号泣と並べてもいい名演だ。



本当にすぐれた監督です、リドリー・スコットは。



冷静に、冷徹に、淡々と事実の一片いっぺんを映像として重ねていくだけなのだから。



それが本当にていねい。



ラッセル・クロウは、今回は汚れ役だったが、私の大好きな俳優だ。この作品は必見です。

ttp://movie.goo.ne.jp/usr/10020217/movie/MOVCSTD13545/index.html
お金で愛は買えませんが、お金がないと愛が潤わないとか、、。
まーお金は今の時代必要でしょう。ないと生活できません。
でも愛がないと人間として悲しい生き方ではないでしょうか。




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