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男はいくら結婚しても一人になりたい時があるもんなんですね!
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告白
戦慄の心理爆弾 !とてつもなくヘビーな衝撃作であった。

原作は09年度本屋大賞を受賞した湊かなえのベストセラー・ミステリー。あのおよそ映像向きとは云い難い小説を中島哲也監督が一体どう料理したのか?

なんともはや、興味津々であったのだが…。



とある中学校、三学期の終業式。ホームルーム中の1年B組の教室で教壇に立った担任、森口遥子(松たか子)が淡々と語り出す。

「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたのです…」。

こう語った森口はさらにその犯人である生徒A、Bに対して、“ある方法”で復讐を遂げた旨を告げるのであった。

その後、新学期をむかえると、Aはクラス全員からイジメにあい、Bは自宅で引きこもる様になり…。



今回、中島監督は『嫌われ松子の一生』(06)、『パコと魔法の絵本』(08)で見せた煌びやかな色彩表現を自ら完全封印。初っ端から、その暗く抑えた色調に驚かさせる次第である。

とは云え、ハイスピード画像を織り交ぜ、センスのいい選曲を駆使した緩急自在のトリッキーな編集は健在だ。

中でも、上部を空けた画角とその隙間を埋める様な、心象風景を象徴する“空”の画がことさら印象的!

見事な演出手腕は、さすがの一言である。



脚色的には、原作第1章の森口による告白シーンこそ、そのままであるが、その後は視点を変えて描かれる各章をシャッフルして再構成されており、手際良くエモーショナルに提示する術はまさに神業!

凝りに凝った映像に加え、次々に明らかになる真相と二転三転する展開にグイグイ惹き込まれる按配である。



あとテーマ性においても原作以上に訴えてくる悪魔的な破壊力があり、小説映画化として破格の成功例と云えよう。

が、その分、インパクトも増し、とにかく重く、何より不快である。



自己満足優先のKY熱血教師、我が子可愛さに現実から眼をそらし続けるモンスターペアレンツ、寂しさを紛らわす為に小さな世界で自分を絶対化した道徳観の壊れた中学生、とダークサイドに堕ちた人間絵巻を本作は容赦なく突きつけていく。

教育現場の三方面全てが崩壊している状況に逃げ場はない。



さらに、何の罪もない3歳の愛娘を殺された教師、森口は、「人間とは所詮こんなものだ」と諦めの境地に達したかの様に、人間を集団単位でいとも簡単に心理操作し、少年法に守られた仇に“真の復讐”を決行する。

復讐の結果が、明らかに森口の立場と逆転するあたりが、哀しくなるほど後味が悪い。

松たか子の達観した芝居から滲み出す絶望感は半端ではない。



ラスト、原作にはない一言を語尾に付け加えた結果、精神攻撃はクライマックスを迎える事となる。救いがないにも程があると云うものだ。



そんな本作のシビアな内容からアンチテーゼを見出し、アウフヘーベンを導き出す意義は大いにあろう。

確かに紛れもない超一級作品ではある。

しかし、正直、僕はもうこの映画を二度と観たくはない。

ttp://movie.goo.ne.jp/usr/10020608/movie/MOVCSTD16122/index.html
「好い迷惑」という言葉がありますね。
自分に直接関係のないことなのに迷惑をかける。
よくありますよね、、、私なんかしょっちゅう、、、w

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