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告白
「告白」は、大衆にわかりやすい映像提示をしながら、奥に潜む毒は中島監督の中で一番強い作品かも●べッチー的映画三昧日記

「告 白」



 「告白」は、教え子に娘を殺された中学校教師の復讐という過激な内容で、2009年本屋大賞に輝いた湊かなえの同名ベストセラー小説の映画化作品。

R15作品だが若い人の間でちょっとしたブームとなっている。私は原作を未読者なので、以下はあくまで映画を観ての感想だ。

私が本作を観たのは「下妻…」、「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督がどう料理したのか興味があったから。第一印象は、「この監督、さすが。油断できない」というもの。作家性の強い中島色は失うことなく、もしかしたら、敢えて大衆にわかりやすいような映像提示をしながら、奥に潜む毒は一番強い作品となっていると感じた。



舞台劇のようなセリフの応酬となっているが、そのセリフ中にカットインされる曇天の空などさりげない映像が実は非常に計算されていて、登場人物の心象を表わしているかのようだ。画面全体も暗っぽく、今までのどぎつい色彩は抑えめである。そして、何よりもこの映画は、現在社会の中で一番モラル規範の権化である学校を舞台にしながら、全く社会性が欠如している点だ。ここに描かれる人たちには、モラルとか悪とか正義とか、今まで人間がルールとして決めた枠組みではないところからすべての行動がなされている。いわゆる他と関わりを求めない個人としてのプリミティブな部分が行動の動機なのだ。したがって、この映画に描かれる人間関係は子としての個と、母性との関係のみで家族は描かれない。わずかに主人公の女性教師一家のみに父性が出てくるもの、それは全体プロットの必要性からで最小限にとどめられている。



社会規範自体、誰かが都合の良いように作ってきたもので、それが本当に是か否かなんて考えると、深い混迷の淵に落ちてしまう。だから、みんなあまり深いことは考えずに日常生活を送っているわけで、そのあたりが少しずつ壊れて来ているのが現在社会なのかもしれない。



中島監督がラストで、なぜ、主人公の松たか子にあのセリフを吐かせたのか。単純な照れなのか?深い読みのうえなのか?とにかく、あの一言によって、私の中では、より絶望的なエンディングになってしまった感じだ。

だから、このような映画がさりげなく出てくるところが、それをエンターティメントとして観ている社会が非常に怖い、恐い。

ttp://movie.goo.ne.jp/usr/10020570/movie/MOVCSTD16122/index.html
株で儲けようってのは嫌いですね。
何か楽して稼ごうって気持ちがみえみえで、、。
やっぱ何か頑張ってないと胸を張れませんよ。

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