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男はいくら結婚しても一人になりたい時があるもんなんですね!
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第三の男
オーソン・ウェルズの最期の‘目配せ’について まさかこの作品をオリジナルニュープリントで映画館で観れるようになるとは想像もしていなかったが、だからと言っていまだに傑作と謳われているこの作品を私は決して高く評価はしていなかった。おそらく最初はテレビで観たと思うのだが、私には作品の内容が良く分からなかったからである。

 そもそもアメリカの売れない小説家であるホリー・マーチンスに仕事の依頼をしてわざわざウィーンまで来させておきながら、何故ハリー・ライムは自動車事故としてホリーに何も告げずに姿を消してしまったのかも分からないし、何故突然ホリーの目の前に現れておきながら逃げてしまうのかも理解できなかった。

 今回観賞したうえでの私の解釈を記しておきたい。ハリー・ライムがホリー・マーチンスを呼んだ理由は、最初からホリーは自分の仕事に手を貸すことはないと‘信頼’した上で、ハリー自身が自分の行動をホリーに止めてもらいたかったのではないのだろうか? ハリーの代わりに自動車事故で死んだ男は軍の病院に勤めてハリーにペニシリンを横流ししていた男であるのも不思議な話で、自ら‘仕入れ先’を封じてしまう意図は仕事を畳む準備ではなかったのか? 

 ハリーとホリーの有名な観覧車の中での再会でハリーは地上の人々を見下ろしながらホリーに「あれらの‘点’の一つが永遠に動きを停めたところでおまえは哀れみを感じるのか?」などと訊ねてホリーを煽るのだが、このセリフが名セリフと言われる理由はやがてこの言葉がそのままハリー自身に、そしてホリー自身にも降りかかってくるからであろう。

 つまりクライマックスの下水道での追跡シーンで、結局自分自身も‘点’の一つでしかないと悟っていたハリーが、最後までハリーに手を貸さなかったホリーの手によって射殺されることで立場が逆転して強烈なアイロニーとして観客の胸に突き刺さるのである。

 そのことを勘案した上で有名なラストシーンを観る時、理屈であるにしても感覚であるにしてもハリーのことを本当に理解していたのはどっちだったのか考えさせられてしまう。

ttp://movie.goo.ne.jp/usr/10007375/movie/PMVWKPD14196/index.html
昔はよく野球してましたね〜
あの時に戻りたい、、、、w


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